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僕の会社は、入社条件に月島荘への入居があり、それは大きな魅力でした。入社前に月島荘を見て、外観も洒落ているし、雰囲気もいいなと思って。いまの会社を選んだ理由のひとつに月島荘がありました。
顕著なのはライブラリーの本ですね。簿記の勉強をしようと思っているのですが、例えば原価計算の仕方がわからなかったりする。そのとき、会社の人に聞くしかないと思っていたのですが、リモートが多くなって聞きづらいこともある。そんなとき、ここのライブラリーに専門書を発見したんです。ライブラリーに立ち寄って、思いがけない本に出会い、それが仕事の役に立つ。そんな嬉しい偶然性が、ここにはあります。
そうなんです、この辺りには温かな雰囲気のお店が多くあります。初めての1人暮らしで、しかもコロナ禍が重なり、ちょっとシックになってたとき、月島の町を歩いていたら優しいおじさんやおばさんが声を掛けてくれたり、飲み屋で知り合いができたり。仕事の悩みを相談したら、いいアドバイスがもらえることもある。バーで経営者の方や同業他社の方と知り合うこともあります。
入居して1年ほどが経ちますが、生活力がつきました。仕事を頑張るだけでなく、洗濯や掃除をするとか、健康にいい食べ物を選ぶとか、自己管理を含めて暮らしを大切にするようになりました。
土日のどちらかは人と会い、どちらかは一人の時間として過ごしています。本を読んだり、近所のカフェに行ったり。買い物をするときは銀座、一時は映画を観に日比谷も良く行っていました。
月島荘では自転車が借りられるので、それに乗ってどこでも行きますよ。先日、両親が水天宮に来たときも、自転車で会いに行きました。
あとは隅田川沿いをジョギング。川の近くというロケーションは走るのにも散歩するのにもいい。
月島荘で出会った人が、それぞれ自分の会社を巻き込んでコラボするのも面白そう。お互いの得意分野を活かしながら、刺激しあいながら、新しいコトやモノが生まれるかも知れません。
とにかく、僕は人を繋げることが好きなので、人と人、会社と会社が相互に作用して化学反応が起きるような場をつくってみたいですね。
ここでは出会いが増えます。人との出会い、本との出会い、そんな環境が整えられています。若い人たちが多いのも、お互いに理解しあえるという点ではメリットです。可能性を引き出す舞台に暮らせる、唯一無二の場所だと思います。